日本DNA多型学会 第21回学術集会

公開シンポジウム

DNA多型学会第21回学術集会・公開シンポジウム

「DNAが明かす生き物の謎」

 

 

開催趣旨

 本シンポジウムでは、遺伝子解析の様々な手法を駆使して解き明かされつつある、生物の生活史すなわちライフヒストリーに関する最新の研究成果を紹介する。
 前半では、遺伝マーカーを用いた個体識別と血縁解析によって、霊長類(井上)、魚類(猿渡、松村)、植物(兼子)の、集団や社会関係の現在と過去をひもとく。後半では、様々な技術によって、個体間の差異にせまる。性格(今野)や味覚(今井)に関与する機能遺伝子の多様性、さらにゲノムワイドな遺伝子解析(松田)、エピジェネティックな影響 (一柳)について紹介する。
 これらの研究を通して、DNA多型研究の、広がりと可能性を感じていただける機会となることを願っている。



開催日時:平成24年11月7日(水) 13:00−17:00
開催会場:京都教育文化センター

連絡先:村山 美穂
〒606−8203
京都市左京区田中関田町2−24
京都大学野生動物研究センター
TEL :075−771−4375
Email :mmurayama@wrc.kyoto-u.ac.jp


 

 

公開シンポジウムプログラム

DNAが明かす生き物の謎



13:00〜13:10: 開会挨拶  玉木 敬二 (京都大学 医学研究科)
趣旨説明  村山 美穂 (京都大学 野生動物研究センター)
13:10〜13:35: 井上 英治 (京都大学 大学院理学研究科)
DNAが明かす霊長類の繁殖と社会
13:35〜14:00: 猿渡 敏郎 (東京大学 大気海洋研究所)
DNAが明かす魚類の生活史
14:00〜14:25: 松村 秀一 (岐阜大学 応用生物科学部)
古代DNAとシミュレーションが明らかにする動物個体群の過去
14:25〜14:50: 兼子 伸吾 (福島大学 共生システム理工学研究科)
DNA多型で植物の”動き”をつかまえる
14:50〜15:00: コーヒーブレイク
15:00〜15:25: 今野 晃嗣 (京都大学 野生動物研究センター)
DNAが明かすイヌの個性
15:25〜15:50: 今井 啓雄 (京都大学 霊長類研究所)
遺伝子変異によって生じた霊長類の味覚多様性
15:50〜16:15: 松田 文彦 (京都大学 医学研究科附属ゲノム医学センター)
Human Biologyとゲノム情報
16:15〜16:40: 一柳 健司 (九州大学 生体防御医学研究所)
霊長類の表現型多様性におけるゲノムとエピゲノムのクロストーク
16:40〜17:00: 総評
閉会挨拶  小林 敬典 (水産総合研究センター本部)

 

シンポジウムのちらしです。ダウンロードしてご活用ください。

PDFファイル

C)日本DNA多型学会 2012