学術集会に参加された皆様へ
日本DNA多型学会第31回学術集会にご参加いただき、誠にありがとうございました。
約2年ぶりの対面での開催となり、多くの皆様のご参加とご協力により、一般演題55題、特別講演1題、招待講演1題について活発な討論が行われ、充実した学術集会を開催することができたように存じます。また、新型コロナウイルス感染者増加の兆しが見える中、参加された皆様には体温チェックや手指消毒、マスクの着用など感染防止対策に積極的にご協力いただきましたことを深く感謝いたします。
最後になりますが、本学術集会開催にご支援とご協力を賜りました皆様に重ねて厚くお礼申し上げます。
日本DNA多型学会第31回学術集会 会長
水上 創(金沢医科大学医学部法医学講座 教授)
お知らせ
- 2022.9.16
- 演題登録の締切を延長しました(締切:2022年9月26日(月)17:00まで)
- 2022.8.9
- ホームページを公開しました。
日本DNA多型学会第31回学術集会へのお誘い
日本DNA多型学会は1991年、本邦の法医学領域にDNA型鑑定が導入・実用化され始めたことを契機に、筑波大学の三澤章吾教授(現・名誉教授)のご尽力により「DNA多型研究会」として発足するとともに、同年三澤教授により第1回学術集会が開催され、1995年には「DNA多型学会」と改称して現在に至っております。私は1998年に開催された第7回学術集会から参加させて頂き、DNA多型情報を利用した分子生物学的研究への誘いとなりました。当初は法医学領域が大きな割合を占めていた本学会も、次第に動物学、植物学、水産学、人類学、そして法学などの幅広い分野の研究者が集まり、議論を深める大切な場として発展してきました。「DNA多型学会(研究会)」が設立されてから30年が経過し、三澤先生が東京都監察医務院長の折にお世話になりました私が大会長として第31回学術集会を開催できますことを、たいへん光栄に存じます。
第31回学術集会は、令和4年11月17日(木)から11月18日(金)の2日間にわたり、金沢商工会議所会館(石川県金沢市尾山町9-13)において開催いたします。前回は新型コロナ感染拡大の影響でWEB開催となりましたが、本学術集会では例年通りの口演およびポスター発表を実施する予定です。優秀研究賞、若手研究賞もございますので奮ってご発表ください。さらに、17日の午後には国立遺伝学研究所産学連携・知的財産室 室長 鈴木睦昭先生による生物多様性条約のABS(遺伝資源の利用から生じた利益の公正で衡平な配分)に関する講演を、また、18日午後には金沢医科大学病院ゲノム医療センター センター長/総合医学研究所先端医療研究領域ゲノム疾患研究分野 教授 新井田要先生による次世代シーケンサーを用いた疾患関連遺伝子解析に関する講演を予定しております。本学術集会がDNA多型研究に携わる皆様の情報交換の場となることを願っております。
現在も新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない状況ではありますが、感染対策に細心の注意を払い、対面での開催を実施できますよう、準備を進めております。会場は市内の中心にあって、開催時期としては初冬の金沢をお楽しみいただけるものと思います。日本DNA多型学会第31回学術集会に多数の皆様が参加されますことを心よりお待ち申し上げております。
日本DNA多型学会 第31回学術集会 大会長
水上 創(金沢医科大学医学部法医学講座 教授)